2009年05月30日

WENGERの歴史

ウェンガーの原点は「ソルジャー・ナイフ」


1893年6月、スイス・ジュラ地方、コートレール村に移住した手工業者4人が、
 前身となるナイフ工房「ポール・ベチェット& Cie」
 →「ザ・カトラリー・ワークス」を開業

だが設立後すぐ、財政面での危機に直面する。

1898年、牧師でもあり、アメリカライター製造と販売も経験していた、
 セオドル(テオ)・ウェンガーが社長に就任。経営を再建する。


1901年、スイス軍にソルジャーナイフの供給開始。

 1886年、スイス政府は、兵士すべてに、
統一規格のもとに製造されたナイフの装備を決定した。

しかし、ウェンガー・ナイフ発足当時のスイスには、
オリジナルナイフと呼べるようなものはなく、
ほとんどが、当時、世界最大のナイフ産地であった、
ドイツ・ゾーリンゲン地方の製品のコピー。

スイス軍へのオフィシャル・ナイフ・サプライヤーも、
当初は、やはりゾーリンゲンであった。

当時のスイスには、軍の要求する品質を満たしつつ、
大量生産できるナイフ・メーカーは存在しなかった。

この状況に対し、ウェンガーなどの国内ナイフ工房が、
各地に点在する37の工房を組織し、
スイス政府に対して、国産ナイフの採用を働きかけた。

ウェンガーは、ブレードの改良、ステンレス鋼の採用など、
さらにジュラ地方ならではの精密加工技術を駆使して、
精度の向上・多機能化を押し進め、

ついには、スイス軍のオフィシャル・ナイフ・サプライヤーとして、
ソルジャー・ナイフを供給するまでに至る。

スイス製ソルジャー・ナイフの誕生。

それが1901年。

ウェンガーは、この1本のソルジャー・ナイフをベースとして、
多彩なツールナイフの世界を確立していった。


1902年、社屋をコートレールからドゥレモンに移転。

1907年3月13日、
 「ザ・カトラリー・ワークス」の経営者より、
 全ての権利がウェンガーに委ねられた。

1908年、社名をウェンガー& Cie SAに変更。社員数150名。

1922年、社名をウェンガーSAに変更。

1963年、世界初、「シンセティック・ハンド」を採用した
 キッチンナイフ「スイボー」を発売。

1964年、ポケットナイフのリベットを隠し、現在の形になる。

1993年、ウェンガー・ウォッチをアメリカ国内で販売開始。

同年5月〜10月、100周年を記念し、
 ジュラッシアン博物館で歴史的な製品を展示。

 「ウェンガー・ナイフ」は、いまや、
“世界一小さな道具箱”と呼ばれ、
あらゆる国の、あらゆる職業の人々に愛用されている。

1997年10月、「ウェンガー・ウォッチ」設立、全世界で販売開始。
 70万本販売という驚異的な記録を残す。

 「ウェンガー・ウォッチ」は、
唯一スイス国旗を製品に付ける事を許された、
世界最高峰のナイフメーカーであるウェンガーが、
ナイフ制作で培った精密機器の製造技術を応用し、

また兵士が使うオフィシャル・ナイフのサプライヤーとして、
スイス軍とともに1世紀をともにしてきた関係を生かして、
戦場という最も過酷な環境で使用されることを想定して製品開発・製造された、
タフで、高機能・高精度なウォッチ。

2005年4月25日、ビクトリノックス社に吸収合併される。
 が、「ウェンガー」ブランドは存続。


ウェンガー・ウォッチは
スイス陸軍のミッション・ウォッチ


現在ウェンガーは、スイス陸軍に様々なタイプのミッション・ウォッチを提供している。

代表するモデルは「コマンド」シリーズ。

「コマンド・クロノ・スペシャル」70724は、
世界最大規模を誇る、スイス陸軍パラシュート部隊山岳軍事演習、
“SMC”(SWISS MOUNTAIN COMMANDO/スイス マウンテン コマンド) の
オフィシャルウォッチ。

さらに、「コマンド・クロノ・スペシャル」70731は、
『海猿』で伊藤英明が着用したモデルでもある。

また、「コマンド・SRC 2008」7089xは、
ウェンガーが過去10年以上にわたって協賛している、スイス軍軍事演習イベント、
『SRC(スイス・レイド・コマンド)』と『PdG(グレーシャー・パトロール)』の記念モデル。


そして言わずと知られた、『70725』
「都知事と同じ(当時)青島です」の、
『踊る大捜査線』、織田裕二演ずる刑事・青島俊作着用モデルとしてあまりにも有名。

それが今回、
ウェンガー日本上陸10周年記念限定モデル
「10周年記念 “70725復刻モデル”」
として、3,000本数量限定で発売されている。

詳しくはWENGER/ウェンガーウォッチ&ナイフでご覧ください。










posted by 謙信 at 17:32| Comment(13) | HISTORY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月22日

SEIKO "Premier" KINETIC Chronograph

セイコー プレミア シリーズ


SEIKOの世界戦略として、
主に海外(欧米やアラブ諸国等)へ向けて作られた海外専売ラインのひとつ。

その希少なSEIKO逆輸入シリーズの中でも"Premier"は、
先進デザイン・スペックをとりいれたモデルにのみ冠されるブランド。

日本では入手困難、あるいは日本未発売の海外限定モデルもある、気になるシリーズ。

商品紹介 SEIKO Premier キネティック クロノグラフ シルバー
商品紹介 SEIKO Premier キネティック クロノグラフ ブラック



SEIKO Premier キネティック クロノグラフ
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洗練された古き佳きレトロモダンのテイストを基調としながらも、
現代にも通用する先進のデザイン。

伝統美と現代美とが融合した造形美は、まさにドレスウォッチ。
飽きのこない上質な高級感が醸し出されている。

その優美な幾何学的デザインには、
いつまでも見飽きることのない、吸い込まれるような美しさがある。

文字盤もSEIKO製品としては珍しいローマ数字で、
コレクターマインドがくすぐられる。

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機能面でも、SEIKO独自の自動巻き蓄発電機構「キネティック」搭載だから、
電池交換不要でセイコークオーツの高い精度の恩恵を享受できる。

キャリパーも、1998年、バーゼルで世界を驚嘆させた
【9T82】の流れを汲む【7L22】
と、
『世界のSEIKO』の技術が申し分なく奢られている。

120年以上、その技術を世界に轟かせてきたSEIKOの、
まさに"Premier"=”第1の”との名を冠した意気込みを感じさせてくれる。

海外モデルのため希少価値も高く、
コレクションとしてもプレゼントとしても最適なモデルのひとつと言えるだろう。

ソフィスティケイテッドでクールなシルバーと、
シックでエレガントなブラックとがラインナップされている。

SEIKO Premier キネティック クロノグラフ シルバー 商品紹介ページへ

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SEIKO Premier キネティック クロノグラフ ブラック 商品紹介ページへ









posted by 謙信 at 02:50| Comment(0) | PRODUCTS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

KINETIC CHRONOGRAPH

キネティック多機能化第1弾
【キネティック クロノグラフ】


1998年、
世界最大の時計見本市バーゼルフェアで、SEIKOの記者会見が行われた。

そこで発表されたキネティック クロノグラフのキャリバー「9T82」は、
世界中から集まった時計関係者に大きな衝撃を与えた。


SEIKOの独自機構である自動巻発電クオーツ【キネティック】に、
機械式時計の伝統技術を応用し、新たな機構を取り入れることで完成度を高め、
さらなる進化を遂げたテクノロジー

そして単なる技術的先進性だけにとどまることなく、
4つのダイヤルを独立して配置するという斬新なデザインも、
世界中の注目を集めることとなったのだ。


クロノグラフの帰零には機械式クロノグラフで用いられるハートカムが使用され、
4本のクロノグラフ針を同時かつ瞬時に0位置に戻すことができる。

さらに、3軸独立ガイドバックラッシュオートアジャスト機構など、
グランドセイコー専用クオーツムーブメント「9Fキャリバー」で開発された、
様々な機構が応用されていた。


この他にも新開発の技術が多く採用されている。

そのひとつが、高出力発電機だ。

クロノグラフでは、エネルギー消費量が通常の時計の約11倍にもなる。

そのため、キネティックキャリバー5M系搭載の発電システムに比べて、
約3倍の発電量を得られる発電システムが開発された。

さらに、そこで培ったテクノロジーをもとに、
2003年、キネティック クロノグラフ、キャリバー「7L22」を開発。

独創的な扇形のクロノグラフダイヤルが生まれた。


キネティック クロノグラフは、
こうした既存技術と新開発技術との融合で生まれた。

それは、先進テクノロジーとは過去を否定するものではなく、
技術の継承と発展にあるということを指し示す好例と言えるだろう。

まさに、伝統技術を継承し、飽くことなく絶えず発展させ続けてきた、
SEIKOの歴史こそがなせる業であろう。



世界初のキネティッククロノグラフキャリパー
【9T82】


12時位置にはクロノグラフ秒針。
2時位置にクロノグラフ30分計/12時間計。
4時位置に日付表示。
6時位置に時刻表示の小さなダイアル。
10時位置にクロノグラフ1/10秒針。

このムーブメント最大の特徴は、独立多眼式と名付けられた、
独創的なダイアルレイアウト。

4つのダイアルを持つユニークなデザインが印象的な独特の表情を醸し出す。

時計表示部は通常とは異なり、中心を外れた位置に取り付けられている。

中心の針は1/5秒単位で計測できるクロノグラフ秒針。


モーターを動かすために、従来の3倍の発電量を実現し、
フル充電状態なら、放置しても1ヶ月以上の駆動が可能。

クロノグラフ針は、リセット時に針を一瞬で0位置に戻す瞬間帰零方式を採用、
機械式クロノグラフと同様の構造と高い操作性を実現した。

また、瞬間的に日付を切り替える「瞬間日送り機構」や、
グランドセイコーと同じバックラッシュ・オートブレーキング・ホイール機構も搭載するなど、
世界初のキネティック クロノグラフとしてふさわしいこだわりの技術が奢られている。


独特の表情が魅力のキャリパー【7L22】


2時位置にクロノグラフ45分計。
6時位置に時刻表示の小さなダイアル。
10時位置が秒針。
通常の秒針に見えるものはクロノグラフ1/5秒針。

このムーブメントのダイアルも、【9T82】譲りの独創的なレイアウト。

時計表示部は通常とは異なり、中心を外れた位置に取り付けられている。

中心の針は1/5秒単位で計測できるクロノグラフ秒針。

現在時刻を表示する基本時計の時・分は文字板下部(6時位置)のダイアルで、
秒は文字板左上部(10時位置)のダイアルで表示。

分クロノグラフは文字板右上部(2時位置)のダイアルで表示され、45分間計測が可能。
扇型にデザインされた、このダイアルが、
時計表示部のレイアウトと相俟って独特のアクセントを効かせている。

各クロノグラフ針は瞬間帰零方式を採用。
計測終了後、リセットボタンにより瞬時で0位置に戻すことができる。

これは、通常ならば機械式のクロノグラフでしか用いられない、
ハートカム方式を奢っているからこそ可能となっているワザだ。








posted by 謙信 at 00:27| Comment(0) | SEIKO TECHNOLOGY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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